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市場抜取試験の概要

会員は、VCCIの規制対象製品についてはオプション機器も含め、日本市場への出荷に先だってVCCI技術基準への適合確認を行うことが要求されます。
VCCI協会への届出は会員会社によるいわゆる適合宣言であり、適合確認の届出時には試験報告書を審査せず、モデル名・クラス区分・届出分類・試験報告書番号などの記載事項を確認するだけです。このため、届出された機器を無作為に抜き取って試験することによりVCCI技術基準への適合を確認し、VCCI活動の信頼性を確保する必要があります。なお、オプション機器については、届出されてなくても市場抜取試験の対象になります。
詳細は”市場抜取試験規程”を参照ください。

1. 抜取試験

主に、届出データベースをもとに会員の製品を抜き取り（買入れ又は借入れ）、ＶＣＣＩが委託した試験機関で、技術基準に適合しているか試験して、合否を判定します。不合格製品には出荷停止や是正措置を要求し、当該製品のモデル名と会員名等をウェブサイトに公表します。

2. 書類審査

大型機器や高価すぎなどで試験が困難な製品は書類審査を実施します。適合確認試験が適切か、マーク表示や取扱説明書への記載が正しいかを確認します。問題があれば、試験報告書の修正や追加試験、表示や記載の修正を要求します。

3. 表示実態調査

日本市場に出荷された製品について、量販店の店頭で実際のマーク表示状況を調査します。VCCIマークは登録商標であり、非会員のマーク使用には警告し、入会を勧誘します。